ごっこ遊びはいつから始まり、いつまで続くのでしょうか?
多くの場合、子供のごっこ遊びは2歳頃から始まり、8歳頃まで続きます。
とはいえ、これは一般的なごっこ遊びをする期間なので、本記事では「ごっこ遊びがいつからいつまで続くのか」をママ100人にアンケートしてみました。
ごっこ遊びについての対応や、どんな効果があるかまで解説していくので、『ごっこ遊びっていつまで続くのかな・・』と思っている人は、ぜひ最後までご覧ください。
ごっこ遊びはいつから(何歳から)はじまる?
ごっこ遊びはいつから始まるのかを調査した結果をまとめます。
ごっこ遊びをする年齢の子は個人差が大きいので、以下の2つの観点から解説していきます。
- ママ100人に聞いたWebアンケート
- 育児に関する専門的な研究結果
媒体:クラウドワークス
人数:100人
対象:育児中のママ
期間:2021年5月~6月
ママ100人に『ごっこ遊びはいつから始まりましたか?』と聞いた結果は、以下の通りです。
始めた年齢 | 内訳 |
1歳 | 24人 |
2歳 | 40人 |
3歳 | 23人 |
4歳 | 3人 |
5歳 | 9人 |
わかりやすくグラフ化すると、以下のようになります。
ごっこ遊びを始めた年齢は、2歳児が圧倒的に多いですね。男の子、女の子ともに2歳から始める子が非常に多いです。
1歳児も多くてびっくりしましたが、これは『ごっこ遊び』と『見立て遊び・つもり遊び』が混在している結果だと思います。(詳しくは後述)
まれに4歳、5歳から始まったという子もいますね。でも遅いからと言って焦ってはいけません。『手押し車は赤ちゃんに良くない?デメリットは?』の記事で話したように、子どもに何かを強制させるといい事はありません。
発達に従い、できる事をやらせてあげる事が大切なので、ごっこ遊びが遅くても、慌てずに見守ってあげましょう♪
ごっこ遊びの時期について、専門的な研究の論文を参照すると、次のように記載されていました。
子どもは2歳当たりで見立て遊びやふり遊びをし、3歳になるとごっこ遊びの原型を示し始め、4歳頃には明確なごっこ遊びを盛んに楽しむようになる。
ママ100人が実感している結果とほぼ同じ事が書かれていますね♪
なお現在2歳・3歳児を育てているママの方は以下の記事もオススメですよ。知育好きの方やおもちゃを安く手に入れたい方は一度チェックしてみてください。
ごっこ遊びはいつまで(何歳まで)続く?
ごっこ遊びはいつまで続くのでしょうか?『いつまでごっこ遊びに付き合えばいいの・・・』と疲れ果てている人にとっては、ごっこ遊びがいつまで続くのか知っておきたいですよね。
やめた年齢 | 内訳 |
1~2歳 | 2人 |
3~4歳 | 12人 |
5~6歳 | 34人 |
7~8歳 | 25人 |
9~10歳 | 15人 |
11歳~12歳 | 6人 |
13歳~ | 6人 |
わかりやすくグラフ化すると、以下のようになります。
5歳~12歳で結構ばらけましたね。過半数は、5歳~8歳の間で終わっているようです。この結果は男の子も女の子も大差なく、ほぼ8歳まででおわっています。
ただ3割弱の人は『9歳以上で終わった』と回答している事からも、子供によっては小学校の中~高学年ぐらいまでやる子もいるようです。
こちらも論文の研究データを見てみると、次のような記載があります。
5~6歳になれば、そのごっこ遊びは、『お店屋さん』や『乗り物』のような図鑑的な型と劇のような物語的な型がまじりあった、より複雑で巧緻(こうち)なものとなり、7~8歳頃まで行われる。
こちらの研究では、『7~8歳まで』と書かれているので、アンケート結果にあるように、大方は5歳~8歳頃(年長~小2ぐらい)までに終わるという事ですね。
また、幼児教育の専門機関『ベネッセの教育研究』の調査結果を抜粋してまとめたものです。
ごっこ遊びをする割合 | 内訳 |
1歳 | 38.8% |
2歳 | 64.2% |
3歳 | 68.0% |
4歳 | 63.0% |
5~6歳 | 47.0% |
代表的なごっこ遊びである『おままごと』や『お人形遊び』をする子の割合は、3歳~4歳でピークを向かえ、6歳頃にかけて徐々にその遊びをする子の割合が減ってくるといったデータがあります。
このように、ごっこ遊びは、だいたい2歳~8歳頃まで続きます。見立て遊びの期間も入れると結構長いですよね。
これらの調査から、約6年程は『ごっこ遊び』にハマる子が多い、という事がわかりましたね。その6年の中でも、年齢や兄弟の影響によってごっこ遊びの仕方は変わってきます。
このように年齢もさまざまですが、扱う玩具も年齢と共に変わります。人気おもちゃが何歳から遊べるかも記事にしているので、こちらもあわせてご覧ください。
ごっこ遊びとは?
ごっこ遊びとは、空想の中で『興味のある人や動物』、『大好きなキャラクター』になりきって遊ぶ、子どもの遊びの1つです。
例えば、保育園ごっこ、プリキュアごっこ、恐竜ごっこなど、想像を膨らませながら物語の世界に入り込み、夢中になって遊ぶ子どもの姿をよく見かけるママは多いのではないでしょうか。
子どもたちって本当によく観察していますよね。
特におかあさんごっこは、普段接しているママの行動や口グセを見事なまでに完全コピーして、大人たちを驚かせることも多いものです。
何となくはわかるごっこ遊びですが、専門家は『ごっこ遊び』についてどう考えているのでしょうか?
東京家政短期大学名誉教授・片岡輝氏は、以下のように語っています。
ごっこ遊びは何かになることによって成り立っているものですから、遊んでいる子どもがその真似ができないと成立しません。真似るということは、そのモデルの行動を記憶して自分の脳の中でそれを呼び起こしながらそれと自分の行動を一致させる必要性があります。そういった発達段階に達した子どもがごっこ遊びを始めるのです。
つまり、ごっこ遊びができるという事は、観察し、想像し、その通りに動くという、子供にとって高度な行動ができるようになった『成長の証』なんです。
ごっこ遊びの前は見立て遊び(つもり遊び)をする
子供達はごっこ遊びの前に見立て遊びをします。
ごっこ遊びは、脳の発達が不十分であればできない遊びでもあるんですよね。
したがって、まだ脳が未発達の子はごっこ遊びの前身となる「見立て遊び」からはじまっていきます。
0~1才頃の子どもの遊びの様子をよく観察していると、ハンカチをひらひらと振ってちょうちょのようにしたり、空のペットボトルで飲むマネをしたり。
実はこれ、ごっこ遊びの前段階の『つもり遊び・見立て遊び』なんです。よくごっこ遊びと混同されますが、少し遊び方が異なります。
見立て遊びは、身近にある物を、まるで本物のように他の何かに見立てて遊ぶあそびです。
例えば積み木を例に挙げても、以下のように色んな見立て遊びをします。
- 耳元にあてて携帯電話にする
- 床を走らせ、新幹線みたいにする
- ぬいぐるみにごはんをあげるスプーンにする
わが家の娘は、1才の頃から見立て遊びをよくしていました。
レゴデュプロの赤色をりんご、黄色はバナナ、緑はメロンと決めて、「おいしぃ~!』とパクパク食べるマネをするのがお気に入りでした。
まだ『ごっこ遊び』のように、何かになりきって遊ぶワケではなく、物を何かに変身させて遊んでますよね。
これはごっこ遊びではなく『つもり遊び・見立て遊び』になります。
ごっこ遊びは、この『つもり遊び・見立て遊び』の進化版で、保育園の先生やキャラクターなど誰かになりきって、“その世界の設定”の元で遊ぶという特徴があります。
わかりやすくまとめると、脳の発達に従い、以下の流れで子供はごっこ遊びをするようになります。
- 物を何かに見立て遊び始める
- 大人やキャラクターの真似をし始める
- 物を見立て、何かになりきって遊び始める
このように子どもたちは、成長に応じて遊びをレベルアップさせているのです。
ごっこ遊びの年齢別の遊び方
長く続くごっこ遊びも、内容は年齢や兄弟の有無によって大きく変わっていきます。ここでは年齢別にどんなごっこ遊びをするのかをまとめました。
2歳児は見立て遊び
うちの娘も2歳頃から見立て遊びを始めました。
- コップをもって飲むふり
- 絵本に描かれた果物を食べるふり
そこにはまだ『世界観等の設定』がないことも多いです。
ちょっと余談になりますが、紐通しのおもちゃもこの時期の子にはおすすめです。ごっこ遊びが、想像力た演技力を鍛えるのに対し、紐通しは集中力や手指の巧緻性を鍛える事ができます。
手先も器用にしたい!という方は、『紐通しおもちゃを100均で代用する方法』の記事もご覧ください。手軽なおもちゃを作る方法をまとめています♪
始める時期や市販おもちゃについては『紐通しは何歳から?おすすめの玩具も紹介』の記事を参考にしてみて下さい。
3~4歳児はごっこ遊びが本格化
この頃になると、これまで遊んでいた遊び方が一気にレベルアップしていきます。
具体的には、アンパンマンやしまじろう等のキャラクターになりきったり、ママやパパ、友達の真似をしたりします。
ブロック玩具を用いたお店屋さんごっこも本格的になってきます。
この時期は遊びの幅もかなり広がっていきます。ごっこ遊び以外にも『パズル』『シルバニア』等たくさんの玩具で遊ぶようになりますよね。
我が家では3歳初め頃から『アーチレインボー』を使ったごっこ遊びや見立て遊びにハマりだし、色彩感覚を学びながら楽しく遊んでいました。
他にも「レゴデュプロ」「プラレール」「マグフォーマー」など色んなおもちゃを組み合わせてごっこ遊びを繰り広げていました。
その時の記事も書いているので、気になるおもちゃがあればチェックしてみてください。
3歳になってパズルまだしてない!って人は、『2歳・3歳児のパズルできないをできた!に変えた方法』の記事もご覧ください。パズルはごっこ遊びの一環ではないですが、感性・集中力を養うという点においては、ごっこ遊び同様大事な遊びの1つです。
3歳~4歳のこの時期は、まだ友達同士で役割を決めたごっこ遊びは、しない場合が多いです。
うちの娘は3歳~4歳の頃、ディズニーのプリンセスにハマっており、お姫様になりきって一人で遊んでいました。
小さな頃から仲良しだった友達の男の子は、戦隊ヒーローが大好きで、2歳後半には人形で戦闘シーンを再現し、3歳を過ぎた頃には、自分がヒーローになりきる『戦いごっこ遊び』をするようになってました。
5歳頃には他人と世界観の共有ができるようになる
5歳前後になってくると、ごっこ遊びの世界観を友達と共有することができるようになります。
ルールや役割を決め、自分たちでストーリーを作りあげていきます。
5歳の頃になると知育おもちゃも高価なものが多くなります。そんな時はレンタルサービスを利用しましょう。コスパ良く高級玩具で遊ばせてあげれますよ。
兄弟がいるとごっこ遊びは早く始まる
妹の2才の娘は、お姉ちゃんをよく見ているからか、すでに自分が姉のようになりきって、ぬいぐるみ相手にポケモンごっこをしている姿をよく見かけます。
一般的には3歳~4歳ぐらいで始まるごっこ遊びも、兄弟がいると、早まる可能性がある、という事ですね。それに伴い、早く終わる子もいるって事です。
このように、一人ひとりの性格や兄弟姉妹がいるかによって、ごっこ遊びを始める時期、そして終わる時期は違ってきます。
次はごっこ遊びの狙いや効果について、お話ししていきます。
効果を知っていれば、ごっこ遊びの見方も変わり、よりごっこ遊びが楽しめるようになりますよ。
ごっこ遊びの狙いと効果
2歳~3歳頃から始まるごっこ遊びですが、どんな狙いや効果があるのでしょうか?
幼児期に育みたい力がバランスよく身に付く
ごっこ遊びの狙いや効果について、専門家の意見も参照してみました。
一見単純に見える遊びですが、ごっこ遊びを通して、記憶力・演技力・創造力・観察力・想像力・コミュニケーション力などが、知らず知らずのうちに育つことが期待されています
『お店屋さんごっこ』などをしているのを見てるだけでは、ピンと来ないかもしれませんが、ごっこ遊びを通して、以下の能力が育まれています。
- 記憶力
- 演技力
- 想像力
- 観察力
- 想像力
- コミュニケーション能力
よく遊び方を見ていると、心当たりがありませんか?
例えば、友達と役割を決めて遊んだりしますよね。これだけでも、演技力やコミュニケーション能力が鍛えられてるんですよね。
他にも、シーンを再現したり、そのために小道具を用意したり。想像力や記憶力を働かせながら、一生懸命ごっこ遊びをしてますよね。
我が家に室内ジャングルジムやトランポリンがあった頃は、遊具を使ったごっこ遊びもしていました。役を決めての鬼ごっこなんかは結構盛り上がって遊んだ記憶があります。
たくさんの能力が身に付くごっこ遊びですが、なぜそのような力が身に付くのでしょうか?知っておくと、子どものごっこ遊びがなぜ重要なのか深く理解でき、日々の遊びを見るのも楽しくなりますよ♪
1番身に付く力は想像力
ごっこ遊びは、何もない日常の中に、『自分で考えた世界』を作り出し、『自分ではない誰か』になりきって遊びます。
完璧に用意された環境ではないからこそ、ごっこ遊びは、子どもの『想像』で成り立っているんです。
想像力は大人にとっても大事な事です。例えば、想像力が豊かな人は、仕事で新しい事業を考えるとき、柔軟にアイディアを生み出します。困難な壁にぶつかったとき、多角的な視点から解決策を見つけ出します。さらに、人の気持ちに寄り添うことができるので、誰にでも優しい気持ちをもてます。見えないものをイメージする力は、いろんな場面で役立つのです。
ちなみにわが家の娘は、ぬいぐるみ相手にままごとをよくするのですが、『痛いね、ケガしちゃったね。ばんそーこー(絆創膏)貼ろうね』とセロハンテープをペタッと貼ってあげる遊びをよくしています。
何気ない可愛い仕草だなぁと思ってみていますが、現実世界でも、『弱い人や傷ついている人の痛みを理解できる、優しい気持ちの子』になることをひそかに期待しています。
これからの時代に必要な『思考力』を育む
ごっこ遊びは実は、思考力も鍛えてくれます。
例えば、レストランごっこを例にとっても、順序だててやる事があります。
- お見せの準備をする
- お客さんに注文を取る
- 料理を作る
- お料理を持っていく
- お金をもらう
流れを自分で考え、その通りに遊ぶために順序だてて考える必要があるんですよね。
また親も一工夫すれば、さらに思考力を磨く事もできます。
うちの3歳の娘の場合、黄色いブロックをお金に見立てたお店屋さんごっこをよくします。その時、私はお客さんになって一緒に遊ぶことが多く、『数』を意識したやり取りを心がけています。
『この商品何円ですか?』と尋ねると、『えーっと、30円ですよ、だからお金(のブロック)は3つちょうだいね。おつりはいりますか?』という具合です。
まだ数についてははっきりと理解していない部分もありますが、思考力を鍛える遊びとしてごっこ遊びは子どものためになっていると感じています。
ごっこ遊びでコミュニケーション能力が伸びる
社会性やコミュニケーション力が身に付くのも、ごっこ遊びの特徴です。
ごっこ遊びは、親や友達と役割やルールを決めますよね。
実はこれすごく大切な工程です。
幼児期、特に4歳~5歳ぐらいの子って、中々相手目線で考えるという事ができません。そんな子どもに『相手の目線で考えられるようになる』ための良い機会なんです。
遊びの中で意見を言い合ったり、対立したり、ときには自分の思い通りにいかないときもあるでしょう。
そんなときに自分だけでなく、友達はどうしたら楽しめるかなと、価値観を共有することで、コミュニケーション力が磨かれます。
娘の場合、お友達とごっこ遊びをする時に、学んでいることが多いようです。
最近はポケモンごっこをしていますが、敵をやっつける順番、どんな技を使うか、相性はいいのかなど、子ども達なりのルールがあるようで、うまく折り合いをつけながら遊んでいます。
遊びといえど自分一人の思い通りにいかないからこそ、ごっこ遊びは世の中で生きる術を身に付けるのに役立ついい遊びだなと思います。
ママ達はどんな効果を実感している?
アンケートを取った際に『ごっこ遊びで感じた子どもの成長は?』と聞いてみました。一部抜粋して、紹介していきたいと思います。
相手の気持ちを知るなどの他の人間に対する気持ちや感情が少し芽生えたように感じました。うちの子は喋るのが遅かったんですが、ごっこ遊びを通してよくお喋りする機会が増え、お話ができるようになりました
親子のコミュニケーションの機会も増えますよね♪言葉の爆発期である2歳頃からごっこ遊びが始まると一気に言葉も覚えてくれるのは、私も実感しました♡
自分でストーリーを考えて、さらに登場人物のキャラクター性格もそこに反映させていたと思います。クリエイティブな感性が育っているなと感じました。
ごっこ遊びのレベルが上がると、キャラクターの性格まで真似始めますよね。『なりきる』レベルが上がると、相手の心を理解する力も深まっていきます♪
最後は少し長いですが、素敵なエピソードを書いてくれた人がいたので紹介したいと思います♡
お注射が怖くて、下の子が怯えていた所に、お姉ちゃんが大きなクマと小さなウサギをもってきました。クマはお医者さん。ウサギは子ども役です。
クマのお医者さんは「少し痛いですよ。でも元気になりますよ」と注射器に見立てた鉛筆をウサギの腕にやさしく刺します。ウサギは「ちょっと痛いな…でも大丈夫だった!わーい元気になれた」と嬉しそうに振舞います。そしてクマは優しくウサギを撫でてあげます。
そんなごっこ遊びで注射の予行練習をしていました。案の定、予防注射のために病院に行っても、ウサギのように上手に注射を受けることができました。
注射が怖い子に『ごっこ遊び』でイメージトレーニングさせ、恐怖心を無くさせたお話しでめちゃくちゃほっこりしますね。
実はごっこ遊びはイメージトレーニングの基礎にもなります。なりたい自分をイメージすることで、その行動を、考え方を学ぶ大きな行動の1つなんですよね♪
色んな効果があるごっこ遊びですが、親の関わり方も重要なので、次は『親の関わり方』についてお話しします。
どんな風に関わればよいのかを知っておくと、対応もしやすくなりますよ。
ごっこ遊びへの親の関わり方
子どもがごっこ遊びをしている時に、親はどんな関わり方をすれば良いのでしょうか。
親が子どもと一緒にごっこ遊びをする時は、以下の3点を頭に入れておけばOKです。
- 見守る
- 一緒になって楽しむ
- イメージをかきたてる声かけをする
簡単に解説していきますね。
見守ることは子どもの主体性を育む
一番大切なのは、子どものやりたい気持ちを尊重して『見守る』姿勢をもつことです。
子どもが一人で遊んでいる時はそっと見守ってあげるのがベスト。
子どものやりたいことを妨げない、という事がポイントです。『1人でやる事』が主体的に考える大切さを育む事に繋がるので、まずは見守ってあげる事を意識しましょう♪
一緒に遊ぶ事で遊びの幅が一気に広がる
また、子ども一人で遊ぶのも良いですが、遊びの幅を広げるためには複数人いるとグッドです。
この時に、親も『楽しい気持ち』をもつことが大切です。子どもの『やりたい!』に寄り添うように意識すると、空想の世界を楽しみやすくなりますよ。
声掛けの工夫が子どもの想像力を引き出す
ごっこ遊びに参加する時は、ぜひ想像力がムクムク湧いてくる声かけもしてみてください。
例えば、ままごとの時に『お料理おいしい?いい香りがするね』など、五感を刺激する声かけをすると効果的です。
他にも、次のような声かけも効果的です。
『このうさぎちゃんは何が好きなのかな?』
『絵本を読んでほしそうにしてるよ』
この声掛けは、どうしても家事などの用事でごっこ遊びから抜けたい時にも使えます。
タイミングにもよるんですが『ちょっとおでかけしてくるね♪』と、世界観を壊さないように声掛けすると、機嫌を損ねずに離れる事もできますよ♪
次はごっこ遊びの種類についてお話ししていきます。どんな遊びがあるのか、知っておくと遊びの幅も広がります♪
ごっこ遊びの種類
子どものごっこ遊びの種類は無限にあります。
子どもの想像力の数だけ遊びのアイディアがあり、大人が考えつかないような遊びをしていると「わが子って天才!」と思ってしまうほどです(笑)
ここでは3つに分類して、ごっこ遊びの種類を紹介します。
- 男女共通で人気のごっこ遊び
- 男の子に人気のごっこ遊び
- 女の子に人気のごっこ遊び
男女共通で人気のごっこ遊び
性別関係なしに人気のごっこ遊びは、普段の生活を再現したものが多いです。
普段から目にしている大人の姿をマネして、自分たちなりの世界観をつくりあげます。
お店屋さんごっこ
お店に商品を並べて、お金を渡して売り買いするお店屋さんごっこ。2~3才頃からも遊べますが、きちんとルールを決めると高度な遊びにもなりえます。
商品に値札をつけたり、紙で作ったお金を店員役に渡したり、小道具作りにも力が入るので小学生にも人気の遊びです。
わが家ではお店屋さんごっこをさらにレベルアップさせるために、スーパーへ買い物にいったときのことを思い出させるような声かけをしています。
『どんな商品が並んでいたかな?』
『店員さんは店員さんはどんなあいさつしてくれた?』
『どうやってお金を払ってたっけ?』
このように声かけをすると、ハッと思いついたように商品を並べ直したり、深々とおじぎをしてお客さん役の私を出迎えたりしてくれます。
おでかけごっこ
カバンにおやつやおもちゃを詰め込んで、ワクワクする場所にでかけるおでかけごっこも、男の子女の子ともに人気のごっこ遊びです。
遊園地、動物園、水族館など、子どもたちが大好きな場所におでかけするために、準備の段階から実際におでかけ先で遊ぶまで、設定を決めて楽しみます。
わが家の子どもたちは、実際に家族で行ったことがある場所を、おでかけごっこで再現することが多いです。
2才の娘は『アンパンマンミュージアム』がよほど楽しかったのか、ぬいぐるみと一緒に『今日はアンパンマンミュージアムに行こうね♪』とおでかけを楽しんでいます。
男の子に人気のごっこ遊び
男の子に人気のごっこ遊びは、戦ったり、冒険したりとちょっと刺激的な内容が多いです。ワクワクする気持ちをごっこ遊びでさらに高めています。
戦いごっこ
悪と戦うヒーローごっこは男の子に大人気の遊びです。仮面ライダーごっこやスーパー戦隊ごっこなど、テレビの中で活躍する憧れのヒーローになりきります。
この時、よく見られるのが『全員がヒーロー』という光景。架空の悪役を立てて、みんなで倒して盛り上がることがほとんどです
男の子たちにとって、戦いごっこをするために、おもちゃの剣やベルトは必ずしも必要ではないようです。
娘の友達が家に来た時は、ままごとキッチンにあるスプーンや泡だて器を剣に、そして鍋のフタを盾にして戦ってました(笑)
その辺にあるものを何でも武器にしてしまうのだから、その想像力に驚かされますよね。
冒険ごっこ
『お宝を取りに行く』『つかまった人たちを助けに行く』など、目的を決めて旅に出る冒険ごっこも男の子が大好きな遊びです。
険しい森の中を歩く、海の中を泳ぐ、雪山をのぼるといった具合にイメージを膨らませ、室内や外を探検します。
途中で敵が出てきて、いつのまにか戦いごっこになっちゃうこともよくあります。
遊びのレベルがアップしてくると、宝の地図を描いて、そのルート通りに冒険するといった遊び方もでき、さらにワクワク感はアップします。
冒険ごっこは、娘の友達が大好きで、よく一緒に遊んでいます。狭いところ、暗いところ、人気が少ないところなど、園内の穴場をお友達と探検して楽しんでいるようです。
女の子に人気の遊び
女の子に人気のごっこ遊びは、憧れの女性やかわいい動物などを体現する遊びが多いです。
男の子が架空の世界を冒険するのに対し、女の子はリアリティーのある模倣遊びを好んですることが多いようです。
おかあさんごっこ
永遠の定番であるおかあさんごっこは、女の子に人気のごっこ遊びです。人気のママ役は複数人でやることもあり、その他にお姉さん役、ペットの猫役などを割り振ります。
アニメ『クレヨンしんちゃん』のネネちゃん主導で行われる『リアルおままごと』までの細かい設定は難しいかもしれませんが、現実の園児たちのおままごとの再現もかなりのクオリティーです。
4才頃ともなると、ママ役は仕事や家事、子育てを見事にこなし、お姉さん役はピアノのレッスンや勉強をがんばったり、ハイレベルなごっこ遊びが繰り広げられています。
ペット役はママのお手伝いをしたり、散歩をしたりと、それぞれの役のなりきりぶりはすごいですよね♪
なお、ままごとキッチンの記事もよく読まれているので、IKEAおままごとキッチンで後悔?なぜ後悔したのか理由を解説もあわせて見てみてくださいね。
お姫様ごっこ
女の子の憧れであるお姫様のマネをする遊びも女の子に人気です。
うちの娘も『プリンセス』にハマる時期がありました♡
ディズニープリンセスになりきる時は、『私はアリエルになる』『それじゃあ、私はベルがいい』など、きちんと役割分担をして、空想の世界に浸ります。
4才頃になると、ただお姫様になりきるだけでなく、お化粧をしたり、パーティーにおでかけしたりと、設定が細かくなっていきます。
架空の世界でありながら、リアリティーを取り入れて遊ぶのは、女の子特有の遊びですね♪
ごっこ遊びはいろんな種類がありますよね。ご紹介したのはほんの一部です。その他にも、こんなにおもしろいごっこ遊びもあります。
- だんごむしごっこ
- 動物園ごっこ
- バーベキューごっこ
- レストランごっこ
- おばけごっこ
- 鬼滅の刃ごっこ
- ドラえもんごっこ
- オリンピックごっこ
- You tubeごっこ
子どもの将来の力に!ごっこ遊びはメリットがいっぱい
子どもが大好きなごっこ遊びは、想像力・思考力・コミュニ―ション力など、さまざまな『生きる力』が身に付く学びの場です。
目安として2~8才までの長期間で行われるので、親が遊びに誘われるのは少し大変かもしれません。
しかしごっこ遊びは、お子さんの『生きる力』を育むための絶好の機会です。せっかくならママも一緒に楽しみながら遊びに参加してみませんか?
ママが温かく見守り、好奇心をアップさせる声かけをしてあげれば、子どもはぐんぐん力を伸ばしていきますよ♪
トイペディアではおもちゃの記事を沢山書いているので、ぜひ他の記事も見ていってくださいね。
当ブログで1番読まれているのは「おもちゃサブスク比較!オススメのレンタルサービスをランキングで紹介」の記事です。高級おもちゃをコスパ良く使ってみたい方はぜひご覧ください。
ちなみに人気なのは、トイサブとChaChaCha(チャチャチャ)なので迷ったらこの2つから検討してみてくださいね。